αクラブの向後です。SONY α77が2011年10月14日に発売となりましたので、先日1台入手、テストを行いました。
テストはα77にカール・ツァイスの16〜80ミリレンズを使用。ツァイスのレンズは一般にあまりズームは効きませんが、光学解像度に優れており、α77本来の画質や性能を十分に発揮させるためにチョイスしました。
■人が考えなくても綺麗さを映してくれるカメラ
早速撮影したコスモスですが、ちょうど霧が出ていて雰囲気 があります。有機ELビューファインダーを生かし、マニュアル 露出で撮影しました。
この日は霧のおかげもあって、なかなか雰囲気のある撮影状況でした。蜘蛛の近くに寄った撮影ではバックも丁度良いボケ味を出しています。α77の使い方にはまだまだ不慣れなはずですが、ただ何も考えずに撮るだけで綺麗に仕上がります。今までのデジタル一眼ではこうはいきません。
■本日実際に使用しての感想
思った以上に良くできたカメラでした。特に以下の5点について、感想を述べておきます。
- 有機ELファインダーは、今までの液晶のものと比べて解像感において素晴らしいものを感じました。ただ、オートだと私には明るく綺麗に見え過ぎるほどでしたので、マニュアルで暗めに調整しています。
- 私はマニュアル使用が多い為、今回前後のダイヤル機能がシャッターと絞りで別々になったことは使いやすさに繋がり、大変満足です。
- AF/MFボタンについては、それぞれをボタンを押すだけで切り替えできる為、効率がよく、被写体に対する素早い対応を可能にするため非常に便利です。
- α55で削除されていたスマートテレコンが77では復活しました。記録画像が小さくなるのはやはり少々気にはなりますが、後からトリミングする手間などを考えるとやはり嬉しい機能だと思います。
- ファインダーは大きく見易くなり、画面上でもいろいろな情報が整理されて分かり易くなったと思います。液晶モニターの追従性も満足レベルです。
その他ファンクションキー等も使いやすいと感じましたが、気になったのは1枚撮影にしているのに、時々連写でシャッターが切れていることがありました。私の操作に不注意があったのかもしれないとも思うのですが、ともかくそういう現象に遭遇しました。また、撮像素子の方に大きな丸い汚れがありました。拭き取れば綺麗になったので問題はありませんでしたが、人によっては気になってしまうかもしれませんね。
以上、本日使用した結果のレポートです。