1席 雨上がり 吉田英男
雨降りの紫陽花ですが、手前に広がる木製のステージに登りたかったのか、現実を超えて、きらびやかに魅せています。あじさいの想いは、きっといつかはこのステージで舞ってやろうと思っていたのかもしれません。
2席 水 滴 林 元之
放射線状に水玉が広がる。小宇宙の様です。蜘蛛の巣とのことですが、横糸が見あたりません。縦糸だけは張って、早々に家を捨ててしまったのでしょうか?おかげで水滴が仮の宿としたようで、美しい写真の出来上がりです。
2席 ゆらぎ 向後広美
風の強い日の午後の蓮池です。葉がゆらゆら揺れる隙間から時々顔を見せる蓮の花を撮りました。白黒にしたのは、日中のコントラストの強さを回避しようとした結果です。
3席 元気な朝 向後寛治
蓮の花にミツバチたちがやって来るのは、早朝ですが、うまく会えるとは限りません。数少ないチャンスを逃さないのも、写真を撮るポイントかもしれません。