1位 初 霜 高橋 照典
何気なく見える作品なのに、じーーっと見てしまいます。
美しいのは確かですが、構図が手前の草地を入れ
大胆にも、中央の数本の木々たちの上半分を切断して
本当に輝いている部分だけを切り取ったからなのでしょうか。
そのため、私から見ると、”朝陽に輝く紅葉の妖精たち”
といった、ちょっとメルヘンチックな雰囲気に思えます。
とても素敵な1枚です。
2位 一休み 向後 寛治
これは真岡市の井頭公園の蝶々館での撮影です。
一年中、マダラ蝶など数種類、100羽以上の蝶が
舞っています。これはマダラ蝶がS字型の植物に留まって
後ろにもう一羽がぼかしで写っています。
S字の左、右に一頭ずつ配置できていたら、もっと
よかったかもしれません。
3位 ステージ 高橋 照典
これも早朝、黒と白バックに、手前の草紅葉。
できあがったステージに登壇したのは、岩と
木と草たち。自然の素晴らしい舞台設計に
敵うものがあるのかしらと、感銘します。
3位 夜明け 向後 広美
これは猪苗代湖から会津若松に抜ける
峠から撮った作品です。朝霧が深く後ろの
山なみと街並みの間が分断されたような風景に
思わずシャッターをきりました。
4位 共 生 高橋 久子
晴天の下、真っ赤なドレスを纏った白樺の樹。
青空に、明るい赤と黄色いグリーンと白い木肌。
奥のほうでは、オレンジや黄色がドレスをさらに
かざってくれています。現場で見たような印象の
作品です。
4位 白 鳥 向後 寛治
正に白鳥です。今年も東庄の夏目の堰に早くも
やってきました。元気に青空を飛ぶ姿、水場での
もめごとも、写真を撮る人たちには、面白い題材です。
白鳥の写真を撮るのに、これほど恵まれた環境は
ありません。環境問題や鳥インフルなどの問題がなく
今後も、白鳥たちが越冬できればいいなと願っております。