2023年4月互選結果 自由の部

1位 終焉の美 高橋 久子

1位 終焉の美 高橋久子
散った桜の花びらの3枚組です。
綺麗な花びらではなく、もうあといくばくかで
沈んでしましそうなそんなはかなさです。
あるいは、木くずなどに混ざって鮮やかさを増そうとする
花びらたち。
はたまた、渦に巻き込まれてしまう花びらたち。
どうやら人生の行方を案じているかのような
作品です。

 

 

2位 夜話茶会 今泉 純子

2位 夜話茶会 今泉純子
京都高台寺でのお茶会の様子だそうです。
夜咄(よばなし)の茶会ということで
普段は経験できない夜に蝋燭の灯りだけで
行われるそうで、赤い光が幻想的な雰囲気を
醸し出しています。特に4枚組にしたので
暗さのトーンを統一したとのこと。
蝋燭のほのおに吸い込まれてしましそうな
感覚に陥ります。

 

 

3位 笑顔満開  秋山 さおり

3位 笑顔満開 秋山さおり
河津桜と菜の花の海に笑顔いっぱいの母娘。
手前に黄色い菜の花のボケ、赤い河津桜は
母娘とピントが合い、奥にも広がる菜の花畑と
さくら。そして満面の笑顔。
明るくほほえましい作品です。

 

 

3位 ガラス越し 高橋 久子

3位 ガラス越し 高橋久子
パッと見て、グッときました。
なにがなんだかわからずに!
以上!
と言いたいところですが、よく見ると
サッシのカギのシルエット。台所の窓だそうで。。
窓の外に広がる黄色。銀杏の様です。と、
にじんだような枯れ葉の黄土色。
絵画チックですが、枝の線。
とても面白い作品だと思います。

 

 

4位 ボケにキス 渡辺 幸代

4位 ボケにキス 渡辺幸代
ボケにやってきたメジロ。蜜を吸うくちばしが
花粉で黄色に染まって花から花へと忙しい様子です。
現に、ボケは蜜が少なく、すぐ飛んでいってしまうのだとか。
随分粘って撮った力作となったようです。
4位 夢  菅澤 良行

4位 夢 菅澤良行
タイトル通り、夢の中を彷徨っているような
情景です。透き通る薄い布は、裸体そのものよりも
エロチックだし、きれいだし、優雅だし。
夢の中をのぞいているようです。