1位 めずらしい風景 向後寛治
これは香取市小見川地区の田園風景ですが
東北で見かけるようなおだ掛けが、題名通り珍しい風景です。
ただ、周りは普通の田圃で、はるか向こうまでこの風景が
広がっているように思えるのは、うまい撮り方と言えるのかもしれません。
朝焼けと青空。たわわに実るお米。組み写真としても効果ありですが、
この健康的なお米も食べてみたい気がします。
2位 夕陽に遊ぶ 菅谷きぬ子
シギでしょうか?群れをなして海の岩場で休んでいるのは
みたことがありません。金色に反射する水面に、シギのシルエットが
綺麗で、一つの風景を作っています。光の輪郭を纏ったシギも
見受けられ、夕陽に遊ぶ鳥たちのくつろぐ姿が印象的です。
近場でもこんな場面に会えるのも、撮影者の努力の賜物かもしれません。
2位 神無月の一日 今泉純子
ここは北アルプスの鏡平。
ここまで登るのも大変だった思いますが、苦労した甲斐がありました。
頂上を目指した仲間を待って、一日この場所で写真撮影に集中したとのこと。
とても素晴らしい時間を過ごされて羨ましいです。
頑として佇む山々と対峙できたなんて。結果は見ての通りです。
日の出から夜中の星々まで。4枚の素晴らしい組み写真です。
2位 秋の訪れ 高橋久子
朝もや、朝焼けのオレンジ、雲のある青空、上から中央まで
伸びた枝、手前の木々など、すべての要素で構成された
美しい風景作品です。近年多くの人で人気の、鎌倉山だそうですが、
こんなにいい時は中々ないのでは。チャンスをものにしたということですね。
3位 彼岸の入り口 椎名昭一
燃え尽きてしまいそうな赤のじゅうたん。
奥に向かって明るく、立体感があります。
「彼岸の入り口」というタイトルですが、
”彼岸真っ盛り”といったほうがいいかもしれません。
実際のプリントもとても綺麗でした。