1位 月明り 高橋 久子
筑波山麓の蕎麦畑を月明りで撮影。
この時点で筑波山、蕎麦、月あかりと、3つの要素が整っており、
これはかなり計画を練って撮影されたのだと推測します。
しかもうまくいきました。月は太陽のように輝き、明るい空に雲が流れる中、星が瞬く。カメラでしか見ることのできない世界。素晴らしい作品です。
1位 晩秋の堰 向後 寛治
この堰は、昨年まで蓮の花が広がるところでしたが、今年は、すべて除去され本来の堰となりました。が、中央が高く緑地のようになっており、水が引くと
まるで異星の地と思わせるような風景です。なにか広大な引力を感じさせる作品です。
2位 いってらっしゃい 秋山 さおり
これは渡良瀬渓谷鉄道の神戸(ごうど)駅の風景です。
桃の花と一両の列車、乗車寸前の小学生を見送るおじいちゃん。朝の出来事を絵葉書で見ているような温かな作品です。
2位 早朝のもや 向後 寛治
霧の深い朝に撮った作品です。冷え込んで無風の朝には、蜘蛛の巣にも露がつき宝石のようになります。この作品もそんな一枚です。霧の朝はぜひ、野外で撮影をオススメします。
2位 こんぶくろ池 向後 広美
柏市にある自然公園です。森と湧水があり、とても鬱蒼として写真になりにくいとは思いました。が、光が時々こぼれるようにさして、それはそれで、それなりの写真が撮れるだろうと思い、撮ってみました。以外にそれなりになりました。
3位 朝もや 椎名 昭一
ここは長野県王滝村の自然湖というところです。朝もやが湖面近くに降りて幻想的な世界を作っています。無風なので水面に反射した風景が美しく湖面を彩っています。このような光景はいつでもお目にかかれるわけではないので、出会ったら逃さず撮りたいものです。