2020年11月互選結果 ネイチャーの部

1位 夜明け コウゴ ヒロミ

1位 夜明け 向後広美

よく知られた高ボッチ高原からの展望です。明け方に朝焼けの雲がちょうど富士山にかかり、湧き出した霞が諏訪湖を覆い始めたところの一枚です。空の上部が白く開いているのが気になるのですが、これもお天道様次第ということでしょうか。

 

2位  収 穫   吉田英男

2位 収穫 吉田英男

一枚目と3枚目の、稲架掛け(はさかけ)、おだがけ(千葉の方言?)は、まさに日本の原風景。真ん中の、稲を刈る一枚は見事です。この情景に巡り合った幸運は、洞察力の賜物。それを切り取って作品にされた作者に拍手喝采です。とても素敵な作品です。

 

3位 早朝の小田代  椎名昭一

3位 早朝の小田代 椎名昭一

奥日光小田代の夜明けです。こちらもよく知られた場所ですが、いつも同じというわけではありません。白い霞と灌木のシルエット。赤く焼けた雲。夜明け前の一瞬をとらえています。この朝焼けもきっと数分で変化してしまったに違いありません。ネイチャー作品の場合は、そこにいなければ撮れないと言われますが、そこにいても撮れないこともあるので、その場面場面ですぐに発揮できる技術的な上達も必須です。

 

3位 錦  秋  高橋久子

4位 錦秋 高橋久子

観音沼(福島県)だそうですが、紅葉がとても綺麗です。ここもよく知られている景勝地だそうですが、行ったことのないものにとって、目の覚めるような一枚です。曇りだったのか紅葉も落ち着いた色を見せ秋の彩を満喫できる作品です。

 

3位 渓流の色づき  向後寛治

3位 渓流の色づき 寛治 向後

中津川渓谷(裏磐梯)の紅葉です。渓谷を真上からの撮影です。色とりどりの紅葉と渓谷のブルーのひと筆が、絵のような情景を作り出しています。