1位 宝石の涙 向後 寛治水の雫が連続して出ているので、なにか特殊な方法で撮影したのかとおもいましたが、シャッター速度を1000分の1以上の速さで撮ったものだそうです。田んぼの畦に引かれた配管から滴り落ちているのを見つけたとか。リング状に泡がたまり、その真中に球形の宝石と連なるしずく。その時だけの情景だったそうで、次の日にはもう見られなかったそうです。まさに宝石ほどの価値を持つ一瞬の写真かもしれません。
2位 朝つゆ コウゴ ヒロミ
蓮の花で知られている竹之内の堰に野生のポピーが群生しておりました。早朝の切りの深い日に、良質の朝つゆが降りたのを発見!マクロ撮影しました。虫につゆが降りていたり、それは素晴らしく楽しい世界です。また、こんなつゆに巡り会えないか、日々楽しみにしています。
3位 巣作り 菅谷 きぬ子
千城台のゴイサギだそうです。長い枝のようなものをくわえており、巣に運んで行くのでしょうか?千城台だとサギが有名なところなので、ゴイサギのことは対象外になってしまいそうなのですが、そこを区別せずスローシャッターでうまく撮りました。バックの水面が暗いので、サギの白い翼が浮き、程々にぶれて、効果を出しています。作者は、手持ちの流し撮りに挑戦しているとのこと。なかなかうまく行ったのではないかと思います。何か小さなことでも目標を作ることが、良い作品を生み出すきっかけになるのかもしれません。
4位 気合い 菅谷 きぬ子
これも、続いて菅谷さんの作品です。こちらは、令和元年5月1日に行われた鹿島神宮の流鏑馬だそうです。スローシャッターで流し撮り。射手の勇敢な姿となびく装束、揺れる馬とそのたてがみ。流し撮りによってバックがの和雑さがけされ力強い作品となりました。当日はかなり混雑したそうですが、億劫がらずに出向いていく!そうした心持ちも写真撮影には、必要なのかもしれませんね。素晴らしい写真目指して、人混みかき分け撮影に精を出しましょう!
4位 幽玄の桜 向後 寛治福島県棚倉の花園枝垂れ桜です。このときは夕方で陽が落ちる頃の情景です。手前に池を抱え、時間によって情景が変わり、直ぐ側に駐車スペースもあるので、写真家が喜ぶ撮影スポットです。まだ満開ではなかったので(私も同行してました)すが、夜にはライトがあたるとのことで、人が集まりかけていました。と言うわけで、この時は山に陽が当たり手前の桜を引き出すことに一役買っていました。
(選評:向後ヒロミ あしからず)