1位 御神木 向後 寛治
もみじの巨木です。木の葉が落ちて物寂しい観はありますが、3枚ともに違う情景で、星の軌跡があったり、落ちた紅葉の色をきれいに見せて工夫するなど、まとまった組み写真を構成して、魅せてくれています。
2位 朝もやの穂高 高橋 久子
奥には高山、手前には河原、中ほどを朝もやがおおい、また、赤茶の灌木がエッセンスになって、この風景を味のある素敵なものにしています。ここにいなければ撮れないけれど、大きな自然を四角いカメラのセンサーに上手に収めるには、やはり普段からの見る目があるからだと、感じる1枚です。
2位 あかね色の漁 コウゴ ヒロミ
雲ひとつない冬の日の霞ヶ浦の夕やけです。たまたま漁船が作業をはじめました。竿でつついた水面の瞬間を撮りました。もっと大きな水柱になってほしかったのですが、この1回だけで終わってしましました。
2位 朝陽に舞う 向後 寛治
白鳥の写真は飽きるほど見ていると思います。でも、なんだかおもしろい。飽きずに撮り続けるのも、よく言いますが「力」となるんですね。
3位 秋 彩 高橋 照典
ぐるぐる車で巡っているうちに出会った1枚だそうです。名も無いところ。何もないと思ったら、こんなに素敵な場面に出会えたなんて、きっと「やったー!」と思ったことでしょうね。本当に紅葉の宝石箱のような1枚です。
3位 存 在 コウゴ ヒロミ
霜の降りた早朝に、蓮池の朽ち果てたハスの姿を撮影。さらに減光して仕上げました。組み写真の意味はと言われると、1枚より2枚、と欲をかいただけでした。1枚で十分なのではというご意見も多数あり。未完の作品です。
(選評:向後ヒロミ)